Vol.800+28

暗黒の宇宙に知の光

この二千二十二年の九月に、地球の精神界に、すべての暗黒の宇宙のエネルギーが、投射された、または、吸収されたという、情報が届いているので、今回は、その報告です。
いまの地球では、すでに聖書の神の問題は解決され、聖書の神がこの宇宙の開闢の前から、戦っていた闇の王たる存在のパワーの源泉となるものが、どのように人間存在を支配してきたのかの構造を正しく知る道に到るための戦いが続いています。そこに、神や悪魔の知識を持って挑むのは、無意味なのですが、まだ、普通の人知は、そこに留まっています。
この二千二十二年の九月の段階で、私がこの世の人間に伝えることが許された人間の存在のあり方を、ここでお伝えしておくことにします。それは、この世で生きている人間の多くが、なぜ、アンチキリスト、アンチ精神学であるかを理解する上で、欠かせない知識となるからです。それは、簡単にいうと、現在の地球上で生きている人間、とくに日本人は、死後、自分が往くべき世界をつくるために、生きているということです。
人間の生に、無駄はありません。その生のエネルギーの多くは、世界を光に導くためにではなく、闇の底に沈めるために、日々の日常も成功の日々も、失意の日々も、負債として蓄積されているというのが、正しい認識なのです。
ほとんどの人間は、死んで地獄に行くために、その地獄のエネルギーをつくり出すために、生を与えられていると考えるべきだということです。
なぜ、この情報が開示されたかというと、どうやら、この地球の精神界のエネルギー領域に、この宇宙が生まれて、これまで滅んだ五度の記憶のほかに、その暗黒面に連なる外宇宙の暗黒面のデータまでが含まれるタイミングが、この九月に訪れたからです。
この地球の精神界の光と闇の主戦場は、すでに宗教者の精神生活の中にあるのではなく、サイバー空間のゲームの世界に移ってしまったといってもいいのです。そして、そのサイバー空間の戦いのゲームのほとんどが、過去の滅びの戦いの再現だという側面があります。この過去の滅びの再現というものが、これまでは、人間の歴史の中にありました。
大日本帝国の敗戦のストーリーは、そうした過去の宇宙戦争のミニチュア版であったという情報もあるくらいです。それは、日本だけではなく、全世界でくり返されたのですが、その中でも、いま進行中のロシアとウクライナの戦争も、重要な滅びに到る戦いの記憶につながるものであるようです。
世界史を考えてみれば、バルカン半島とコーカサス地方は、民族と民族が常に戦い続けてきた地域でした。第二次大戦後の世界で、その地域が共産主義の支配地域となっている間の平和は、ソ連邦やユーゴスラビアの崩壊で、泡と消え、民族問題と宗教問題を解決するところに人知が到らない限り、再び訪れる可能性がないように見えます。
精神学の考え方でいくと、これらの地域の問題は、それらの各民族が自由を求めて、アメリカに移民として渡った結果、アメリカの問題となる日が来ます。
いまのウクライナの戦争に、アメリカが協力的なのは、もともとポーランドとウクライナとの関係が深く、そのエリアからの移民が、ユダヤ系も含めて、アメリカには数多く存在していることと無関係ではありません。
ロシアをあそこまで追い込んだのも、旧ソ連邦の崩壊時に、ロシア内のユダヤ系人脈を使って、アメリカ資本が、ロシアの天然資源を含む財貨の多くを収奪したという歴史があります。つまり、アメリカは、血族的に世界を映しており、世界の命運と、それらの民族的感情や記憶は無縁ではないのです。
日本の隣の半島国も大陸の国も、そのアメリカに大量の移民を送り込んで、ひとつの社会勢力を形成しています。戦前の日本人が、そうした勢力になることを怖れた当時のアメリカ政府は、日本人にだけは、それを許さず、その記憶によって、アメリカに日系社会は存在しないも同様な状況となっています。
それもまた、何かの用意なのでしょう。日本は、日本と一部の移民を担い、アメリカは世界を担うという運命に向き合うことになります。
それも暗黒の宇宙のエネルギーを再現する方法のひとつということです。
民は民に対して、戦う時代の背景に、過去の戦争の記憶が宇宙規模であると知ってください。

神紀二年(二千二十二年)九月二十二日 積哲夫 記