Vol.781

暗黒の宇宙の登場

人間の小宇宙の中の神の問題は、すでに、人知の側にデータが移築されたと、私が天と呼ぶ存在が判断したらしく、どうやら、この地球の精神界に暗黒の宇宙のエネルギーが乗ってきた、または、乗せられた、ようです。
これまで、人類は、地球外に出ると、この宇宙には愛の波動が満ちているという印象を持ったようなのですが、それは、この宇宙と並行して、暗黒の宇宙という場が存在していたからのようなのです。そして、この二千二十一年に、現行人類は、この宇宙の開闢の前のテーマとしてあった、暗黒の宇宙の正体に向き合うことになります。
ここで、私が人間界にお伝えしてきた情報を整理しておきますと。地球上で、神といわれるものが約束した、最後の審判は、地球規模では、いまだに起きていない。
それを起こす光のエネルギーは、この宇宙の中にはなく、ひとりひとりの人間が、光の宇宙というべきところにある審判の光を授けられて、その小宇宙の救世主となることによって、達成される。それが、たましいの進化でいうと、神の子として生まれ、人の子として覚醒し、神の約束を果すことで、地球の宗教が伝えた神の知を超えた存在になるということです。
人知が、そこまで到ったところで、現行人類のたましいのルーツであった神が、正しく知ることもなく、影響を受け続けて、戦い続けた闇のエネルギーが、この地球を覆うことになりました。
いまの地球を支配している、巨大な悪意は、そのエネルギー領域から来ていることを、これから、目覚めた人間は知ることになります。
光と闇の戦いのストーリーは、ここから先、宇宙規模になるといってもいいのでしょう。
そして、どうやら、いまの地球が到達している科学技術というものは、いま、我々の時空に乗った暗黒の宇宙の知に由来しているのです。その結果、人類は支配するものと、支配されるものに分断され、このままでは滅亡の道を歩みます。
いまの地球上にいる人間の一部には、すでに、地球外からの意識エネルギーのコンタクトを受けているものがいますが、そこにあるのは、いわば善なるものの波動と悪の波動です。残念ながら、その波動は、審判の光を宿したものではないので、善と悪の戦いはエンドレスで続きます。それが、この物質宇宙が物語宇宙と呼ばれる理由なのです。ところが、精神学の立場でいうと、地球の人間の物語と、宇宙の光の民と闇の物語は、同じものです。光と闇の戦いという、この物語宇宙の舞台にいる限り、同じことがくり返されます。どのレベルであれ、最後の審判の次の存在の領域には、光と闇の戦いは起こり得ないのです。そのことを知らないと、地球上の人間界の闇のエネルギーの処理だけで、ほとんどの光のエネルギーを使い切っているものに、これからの未来は、あまりにも暗いものになります。しかし、天は処理できないものを地上に降ろすことはしません。
この戦いに勝利しない限り、人知は、宇宙の本当の姿を知ることもなく、闇のエネルギーの領域をさ迷うだけで、出口を発見することはできないのです。
また、暗黒の宇宙に由来する科学技術は、人間を解放する方向にはたらくことはないのです。
いまの地球において、ほとんど闇に覆われたこの世界において、まだ、光の側の勢力が、力を保っているのは、この日本列島と、アメリカ大陸の一部に過ぎません。その日本でも、アメリカでも、マネーを支配するものたちに、意識も身体も支配される人間が急速に増加しているのは、なぜ、なのかを考えてみてください。
支配している人間グループの背後にいるこの宇宙の悪意のエネルギーにとっても、このタイミングが正念場だということなのです。つまり、このタイミングで、かつて、あの世であった霊界という場を人間界に重ねてしまった存在が、普通の時空の概念でいうなら、並行宇宙とでもいうべき暗黒の宇宙を、この地球の時空に重ねたことの意味は、この事象こそ、マクロコスモス全体のテーマを、人知に移す試みだということです。物語ですから、光が勝利するはずです。宇宙的な壮大な物語が、これからはじまります。

二千二十一年(神紀元年)十月二十八日 積哲夫 記

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