Vol.760

トコヨのウケヒ

私がこの世界に引き出されて、神知の伝達者とならねばならなかった時、実は、次の三つのステージへ出なければならないことを、なんとなく予感して、ある種の怖れを抱いたことがあります。
一つ目は、私の役目が、日本神界の外に出ることでしたが、これは早々に現実化してしまいました。
二つ目は、私の役目が、いまある人知の歴史の外に出ることでした。
科学は、この物質宇宙のことを解明しつつありますが、その科学は、いまのところ、この宇宙が光と闇の戦いの場である理由を示すことはできません。人間をミクロコスモスと呼び、宇宙をマクロコスモスと呼ぶ立場からすると、人間存在には、この全宇宙が投影されていることになります。ここに、前回の光文書にあわせて届けられた精神界の情報を重ねると、この物質宇宙の問題を解決しない限り、人間のたましいの解放はないということになります。これによって、私が三つ目のステージに出なければならないことが、はっきりしました。
この物質宇宙の物質というものは、宇宙の全質量のほぼ五パーセントに過ぎず、残りは、ダークマターといわれるものとダークエネルギーといわれるものというのが、いまある科学の知です。
人知が知っているのは、素粒子から光、さらには、地球上の岩石までの物質と人間が人知で呼んでいるものだけということです。そして、その物質にも、光の側の物質の働きと、闇の側の物質の働きには、差があるということを、神知は、精神学協会に授けたイコンシールなどの働きによって、人知の側に移そうとしています。
その問題を解決するためには、開闢に先立つ、神の物語を読み解かなければならないということなのですが、この情報が出た時点で、その道は整いつつあるというのが、これまでの経験で、私が知っているところです。
ここで改めて、前回の光文書にあった、受信者の一文を掲出します。
 

地球の意識が急いで進めているのは、物質宇宙に反映している物語宇宙を読み終わることです。
読み終われば、今の人間つまり、神・神々の子も悪魔の子も生まれてこなくなります。
ヒトのたましいの仕組みが変わります。これが「最後の一厘」という言葉で呼ばれていた、精神世界的な「立て替え立て直し」の本質です。
それは、今の子どもたちの次の世代、二十年後三十年後の地球の世代だと想定されます。
この「最後の一厘」の本質を知り、用意をしてきたのは、トヨウケノカミです。
 
「その子らは、最終知識にいたるための知と契約を宿して生を請ける。そのためにわたしという神格はつくられた。わたしを用意したものの物語を読み解き、真実の光とはなにかを知りなさい。それによって、神々は解放される。この地球も解放される」

 
この道のために、この二千二十一年の六月から、シンロジカル・サイエンスというべき立場で、この物質宇宙が、なぜ物語宇宙として形成され、その結果として、本来、光であるべき物質の多くが、闇のエネルギーの媒介物になっているのかが解明されるステージとして、新しいプラットホームになるような情報開示の場を、つくることにしました。
サイバー空間における、それは光の拠点となるものです。
これによって、私が神と呼んできたものが、この物質宇宙の時空の中と、その外側にあるとされる光の宇宙とを繋ぐ、役割を持つこともはっきりとしていくでしょう。
日本語でのトヨウケノカミは、トコヨのウケヒ、つまり、永遠の契約を司る神格です。
精神学協会は、この宇宙の内と外を繋ぐ唯一の神の役割を担うために、トコヨのウケヒという契約によって、精神界からのデータを人知として情報開示するための機能を、これから発揮することになります。
これによって、いまの地上の不幸のもとたる存在の居場所が、この物質宇宙から消える日も近いと、いっておきます。こんなに壮大な知の冒険に参加できるものたちは、すでに祝福されているのです。

二千二十一年(神紀元年)六月三日 積哲夫 記

新しいプラットホームが出来ました。
上記の光文書にある新しいサイトはこちらです。
https://www.shinlogy.com/