Vol.661

プラズマと除霊

光の宇宙につながるイコンの役割は、聖書の最後の審判の場面の右へとわけられるものたちの先を示すものです。それだけでは、約束をはたせないので、左へとわけられるものたちの行く先を示すためのイコンが、このたび、生まれることになりました。きっかけは、プラズマを使った空気清浄機です。
私がカウンセリングをしている、シンロジー・ラボでは、相談者から出る闇のエネルギーを軽減するためプラズマ型の空気清浄機を使っていましたが、光の宇宙につながるイコン・シールを使った結果、さらに、多くの闇のエネルギーを機器が吸収し、それが処理されずに、溜まり続けるということになったのです。
この問題に対して、天から授けられたのが、私がとりあえず除霊のイコンと呼んでいるもので、このイコン・シールを貼って、「光にあらざるもの、ダークサイドに去りなさい」という言葉をコマンドとして発動させると、それまで、モヤモヤと機器から発していたマイナスのエネルギーが、きれいさっぱりと除去されるのです。
プラズマ型の空気清浄機は、一般社会においても、それを設置した部屋では、霊障が軽減するなどの報告があるようで、霊的エネルギーはプラズマであるという説からいくと、納得できるものがあるという意見も多いようです。
もしかすると、こんなところから、現代の科学技術と精神的エネルギーの存在との現実的な接点が生まれるのかもしれません。
ここでいう機器に溜まる闇のエネルギーは、実をいうと霊だけではなく、人間の邪悪な思いのエネルギーまでを含むもので、一般の人間が、これを受けると、身体にも意識にも変調をきたすものです。また、これらのエネルギーは、物にも宿ることが知られていますが、それを除去することは宗教的行為によるしか、これまでの人知にはなかったものです。
ところが、その宗教的行為による、ハライは、言葉通りそこから追い出すだけで、エネルギーは不滅なのです。これまで、私が精神学で教えてきたことは、これらのエネルギーの処理をできるのは、人間の身体であり、そのために、浄化と上昇という方法を実践しなさい、ということだったのですが、現在の人間の覚醒状況からいうと、とても無理というのが実感でした。
今回の除霊のイコン・シールのことでわかったことは、最後の審判というのは、光と、光にあらざるものを分けるもので、光の宇宙につながるイコンは、光の宇宙における物質の特性を、この世に投影するものであり、除霊のイコンは、この世でつくり出された闇のエネルギーを、闇の宇宙に投入するものだ、ということです。
私たちが生きているこの宇宙は、精神界によって物語宇宙といわれています。
この物語とは、最後の審判にいたる物語であり、審判後の宇宙は、光の宇宙と闇の宇宙に分けられるということですが、それが並行宇宙なのか、未来と過去という時空なのかはわかりません。
ただ、この宇宙には、最後の審判へのプログラムというか、絶対の意志がはたらいており、この地球の人間世界を支配しているものたちが、それを阻止しようとしても、すでに最終段階に入ったということです。
いままでの人知で、たとえば、この除霊のイコンのはたらきを説明することはできません。ところが、これからの時代、二十一世紀の科学技術の扉を開くためには、精神的なエネルギーの場の理解が不可欠だというのが私の認識です。なぜなら、いま進行中の人間文明の大変革のステージは、インターネットに代表される電磁波領域のサイバー空間だからです。たぶん、そこに近接して、たとえば、プラズマ化した人間霊界などの場があり、これからの人間の脳、または身体は、こうした精神的エネルギーの場との情報交換が可能になるニューモデルになると私は伝えられています。
精神学協会には、地球上の生きている人間ばかりではなく、神も神々も、その他の意識体も参加していますが、その理由が、今回のことではっきりしました。
それは、意識体が、この地球のくびきから卒業する唯一の道だということです。
光のものは光へ。闇のものは闇へ。それを知ったら、人間の生き方は変わるはずです。

二千十九年七月十一日 積哲夫 記