Vol.630

覚醒

今回が、霊性時代という光文書に先立つ当ページの記事の再公開の二十四回目ということになります。ここで、十二年前の日本を、または、あなた自身の精神状況を、思い起こしてみてください。その頃、戦前の日本は悪だったとする日本人自身の思い込みがどれほど強かったのか。それを象徴するのが、第一次安倍内閣に対する朝日新聞を代表とするマスメディアの姿勢であり、その結果としての退陣という事象でした。
その時代、たぶん普通の日本人のたましいには、このクニの祖とでもいうべき、「みおや」と私たちが呼んでいる神格は、関与していませんでした。
それが、今回の霊性時代を読んでいただければわかるように、二千六年の三月十九日をもって、その「みおや」たる神格が、この人間世界に降りたのです。それは、まるで二千十一年の災厄を知っていたかのようなタイミングでした。
あの二千十一年。本格的な左派人脈の政治勢力が権力を握り、首相官邸に、半島や大陸に情報を流す人間が出入りするようになったその時期に、地震と津波と原発事故というダメージにこの日本列島はさらされたのでした。
その前に起きた、一千九百九十五年の阪神大震災の時の内閣総理大臣も旧社会党の社会主義者でした。
これは偶然ではない、というのが私のお知らせしている情報の根幹にあるものです。
私に言わせれば、十二年前に「みおや」さまの人間世界への降下がなければ、日本はあのまま、グローバリスト、または、国際的な共産主義的歴史観に洗脳された人間グループのコントロール下に置かれていたはずです。
ところが、この十二年の間に、戦後の日本がいかに、彼らによって操作され続けてきたかが、一般の日本人の知の領域に入ってきました。さらに、ルーズベルト大統領が、大日本帝国を戦争に追い込んだという歴史的事実も、多くの日本人だけでなく、アメリカ人の間にも、知る人間が増えてきました。
これらの事象は、私にいわせれば、百五十年前にはじまった日本列島を中心とする光と闇の戦いの最終章への突入を意味しているのです。
日本は一神教の悪魔に敗れ、その悪魔に従う人間たちに、事実上支配されることになりました。ここへきて、いまある世界に日本社会を近づけるような動きが加速していますが、日本人自身が、そのアイデンティティを覚醒させつつあります。
世界は、急激に変化していますが、それは、私たちのたましいのなかにある情報の変化に対応していると考えるべきなのです。「みおや」さまが人間世界に降りたということは、その時点で、私たち日本人のひとりひとりに与えられている神々のわけみたまのデータが更新されたということでもあるのです。このことがわかれば、この人間世界は、神々の座がある精神界のうつし世だという意味が正しく認識できるのです。
人間は無目的に生まれているわけではありません。
そういう唯物論的な教育が七十数年続いてきたこの日本列島で、日本人自身の精神的価値観が復活しつつあることこそ、私にいわせれば、奇蹟であり、この奇跡の背後には、このクニの主宰神たる神格が人間のたましいのなかに降りたということがあるのです。
いまでも、死んだら終わり文明の信奉者たちは、死によって、すべての罪が不問にふされると信じているふりをしています。現実世界においては、そうした人間グループの方が大きなちからを持っているようにも見えていますが、それは単に、教育という洗脳によってつくられた人間の思い込みにすぎません。
これから、多くのこのクニの無神論者たちが、死に向かいます。彼らの多くは無神論者でありながら、旧来の宗教的作法によって、葬儀されることを当然のように思い込んでいるはずです。ここに教育による洗脳の限界が見えています。
生きている人間がいちばん強いのは、脳の回路に流れる電気的なエネルギーに由来していますが、その活動がなくなっても存在が消滅するわけではないことを、多くの日本人は経験的に知っています。その知が復活することこそが、日本の覚醒にほかならないのです。

二千十八年十二月六日 積哲夫 記


【いままで隠されていた文書の再公開/霊性時代Vol.24】 

オメガポイント

人間の脳の活性化を阻む、ある種の幻影の大掃除が終わりました。それは、地球レベルでの変化をもたらすはずです。
用意ができたということなのか。「オメガポイント」「オメガ点」という言葉がくり返し、意識上にあらわれています。オメガ点というのは、1955年になくなったテイヤール・ド・シャルダンが、予告した神の進化と人間の進化の到達点のことです。私が記述した「最終知識」という書のタイトルは、実は、オメガ点そのものをさし示す言葉なのです。
北京原人の発掘・研究者としても知られる、イエズス会神父のテイヤール・ド・シャルダンは、神も進化系なのではないか、という途方もない発想をした人物です。
私も、神業をはじめる前は、この発想に疑念を持っていました。しかし、地球の神と現行人類の限界を知ったとき、私と同行者は、人間の脳がオメガポイントの突破に耐えられるかどうかの実験台として使われているという、明確な自覚を持たされたのです。
地球の神または神々が、次のステージに進むためには、どうしても、人間の脳をいちど経由しなければならない。これが「最終知識」の主要なテーマです。そして、それは人間の脳がオメガポイントという途方もない物語の舞台であることを示しているのです。
このオメガ点の先に、私のいう光の宇宙というものがあります。
正しく役割を終えたものは、そこへ去るのです。そこに至るために、審判というプログラムがあることを、テイヤール・ド・シャルダンは正しく見抜いていました。
あなたの脳もまた、このオメガポイントが現実になった時代に存在しています。その価値を知らないのは、あなたの顕在意識だけなのです。

2006年3月17日 積哲夫記

※最重要告知
2006年3月19日<みおや>さまが、人間世界におりて責任をとるという意味を示されました。
<みことふみ>は、これで終了いたします。