Vol.590

日本民族の霊的アポトーシス

この二千十八年に入って、明治百五十年の精神的負債の処理が急速に進みつつあり、死者たちのエネルギーが、この世の側に逆流しはじめています。
これによって、何が起きているかというと、日本人として生まれ、日本の神々のワケミタマとしての命を与えられながら、それに反して生きることを選択した人間のたましいが、多細胞生物のアポトーシスのように、死または消滅の方向に動き出しているということのようなのです。
現実の日本社会を見てみるとわかるように、すでに、アカデミズムの世界も、マスメディアの世界も、戦後民主主義教育の洗脳によって、いまの言葉でいうところのグローバリズムを良しとして、戦前の日本だけではなく、日本そのものを悪とし続けるWGIP(ウォーギルトインフォメーションプログラム)の呪縛にとらわれ続けている人間たちに事実上、支配されています。
このアメリカの対日占領政策は、当時のアメリカの知識階級に浸透していた共産主義にシンパシーを持つ人間グループのつくったもので、良質な日本のアカデミズムの人材を追放し、戦前に追放されていた共産主義的思想を持つ人間グループを国立大学教授にすることで、七十三年後の今日、ほぼ、日本のアカデミズムを支配することに成功しています。
残念ながら、このアカデミズムの世界で、現在の人知をブレークスルーする思考は生まれません。
それは極論すると、日本の大学教育は、すでに死んだということです。
また、マスメディアの世界でも、戦後の日本でアメリカの占領政策のプロパガンダ機関として生き延びることが許された多くのメディアで働く人間は、彼らの宣伝文句を、代弁することで高収入を約束されるという生活を続けるうちに、自分たちが世界を支配する階級の一員であるかのような錯覚に陥り、日本人のための報道を捨てることになりました。
つまり、日本のマスメディアも、死んだということです。
いま進行中のことで、私が最も重要だと考えるのは、組織としての大学やマスメディアの歴史的役割の死ではなく、そうした組織で、死んだら終わり文明の代理人として、他者の意識を操作した人間のたましいについてです。
この二月の中旬に、私のもとに、地獄の底が抜けた、という伝達があり、その象徴として、二千十五年十二月二十五日に自殺した二十四歳の電通女性社員が、死の直前、その二十四年前に自殺した二十四歳の男性社員と霊的コンタクトがあったらしいという人の世の情報も伝えられました。
これが、日本列島だけの事象なのか、世界的に、あの世の地獄とされるエネルギーのデータが、この世に投影されつつあるのかを、いまの時点で判断することはできませんが、もし、世界的なものだとすると、歴史が変わります。
私が伝えられている日本の最後の一厘の仕組みは、ある意味で、聖書の最後の審判と同一のものです。人間のたましいのルーツを、私は妬むものですという神格に置けば、過去二千年の人間の血塗られた歴史の正体が見えてきます。いまの時代でも、その行動原理は同様で、地上において、妬むものが溢れれば、やがて、革命が起き、新しい帝王、または神のごときものが、玉座につくということをくり返すのです。
面白いことですが、マルクス、レーニン、スターリン、毛沢東の行動原理を受け継いだともいえる、中国共産党の、現指導者は、その任期を無限大にして、どうやら、その玉座につくことを、このタイミングで画策しはじめています。
同じ時期に、日本では、日本民族の存在理由を否定する人間のたましいの霊的存在を許さない方向での精神界の整理が進行中です。闇が勝つか、光が勝つかの物語は、これから本番なのかもしれません。

二千十八年三月一日 積哲夫 記

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