vol.523

魔界の時代の終わり

この2016年11月20日から23日にかけて、日本列島は本来あるべき神性を取り戻す動きを、敏感な人間にはわかるようにはじめています。
現時点で、私の理解しているこの変化は、明治維新から、このクニに流入してきた、西欧文明の負の側面、日本人が免疫を持たないとされてきた、悪魔的なエネルギーに対する最終的な処理というべき、審判の層への上昇を日本列島自身がはじめたと、いってもいいものです。
ここで、私に託された精神界からの日本国の三ヵ条憲法を、改めて掲出しておきます。

   日本国ハ、国土(領土、領海、領空)ヲ、国祖ノ、みからだトス
   日本国ハ、天皇ヲ、みこころトス
   日本国ハ、国民ヲ、みたからトス

国祖ノ、みからだトス、とされた国土が、悪魔に対する免疫を持ちはじめたともいえます。
国土が、精神的免疫を、持つはずがないと考えるのは、日本中に神社の結界を張り巡らした過去のこのクニの行動原理を忘れた、現行教育の結果にほかなりません。この動きは、一方でプーチン大統領の日本訪問にも関連しているのでしょうし、半島での大統領府へのカルト的人脈の関与の問題の顕在化にも連動していると私は判断していますが、最も重要なのは、この国土上における人間活動の悪魔的パワーの実体が一般の日本人の認識上にあがることです。
敗戦から、これまでの日本では、現世の、特に経済的な成功を収めるには、魔的なちからを味方につけることが近道だとされるような風潮が常にあり、これは、目的達成のためには手段を選ばないという、ニヒリストやファシストやコミュニストの価値観と共通のものでした。そのムーブメントによって急拡大した新興宗教は、国内のものも、国外のものも、ある意味でこのクニの国体というものを否定しています。それは、西欧近代に人間の頭から創出されたイデオロギーを信じる人間グループも同様で、ある意味で、現在のマスメディア上の世論のようなものは、彼らの頭の中にある世界からのバイアスのかかった情報にほかなりません。
日本の国土の光が増すにつれ、彼らの持つ想念の正体が現実社会に反映されていくことになります。それは、混迷であり、社会の分断のような現象のようにも見えますが、「みたから」として残される国民を分けるためのはたらきともいえるのです。たぶん、この用意がすべて整うと、このクニは、歴史上はじめての民のレベルでの政治の季節に入るはずです。
黒船以降のこのクニの政治体制の変革は、すべて外圧によるものでした。
しかし、今回の動きは日本列島の覚醒、日本人の覚醒に伴なう、いまだ人類の経験したことのない何かになるはずです。
ここで改めて、私が開示した2016年の情報の要約をしておきます。
百二十五代とされる天皇の「おおみこころ」は今上陛下において完成されている。いまの皇統は、応神天皇までは、男系としてさかのぼれるとされているが、応神天皇は、イエス・キリストの再臨として、日本の精神界の情報では位置付けられている。その子である、仁徳天皇の民のかまどのお話は、このクニの統治が民優先のいわば神の国政体であることを伝えるためのもの。つまり、このクニは、イエスが約束した神の国として、約千五百年も存続してきた。ヒフミ神示のヒツクノカミの予言は、現皇太子の徳仁(ナルヒト)親王の年齢と重ねられていて、今上陛下と徳仁親王の関係は、応神天皇と仁徳天皇の物語の再現、または現実化といえる。
これらのことを知った上で、改めて、世界の歴史と現実を見れば、日本国が、神としかいいようのない存在によって、つくられ、日本人が、その神の神性を宿していることに疑いの念を持たなくなるようになるはずなのです。
ヒツクノカミの予言のミロク元年というものは、いつもいっているように、ミクニ元年でもあります。これまでの日本列島は、原則鎖国という体制で、神のDNAとでもいうべきものを守り、保存し、発展させてきたことを忘れないでください。日本文明を開化させるためには、私たち日本人の身体のなかにある、神のDNAを自覚し、歴史を創造する覚悟が必要なのです。学ぶべきものは、外にあるのでもなく、未来にあるのでもなく、私たちの過去にあると知れば、光の未来の扉が開きます。

2016年11月24日 積哲夫 記