No.53

「次元の数を数えてみた(仮説)」

最近、シンロジアの連載などを読んでいて、ふと気になって、量子論と超ひも理論を調べなおす機会があった。

超ひも理論は難解だが、物理に詳しくない人にも平易に解説してくれる記事のおかげで、概念的にはなんとなく想像がつくようになった。
ただ、これが成り立つためには、私たちの認識している次元空間が10次元ないし11次元でなければ、超ひも理論は矛盾してしまうらしい。
3次元空間に時間を加えた4次元以上は、人間の認識の範囲外。ビッグバンで拡張されたのは3次元だけなのではないか、とか、いろいろと言われているそうだ。

――この世界が物理的な次元にしか留まらないのであれば、確かにその次元だけしか人間は認識できないだろう。

ただ、精神学を学んでいて、精神界を知っている人間にしかできない発想かもしれないが……、物質に加えて、精神界の次元も数に入れる必要があるのでは?と思い至って、試験的に、私が認識している次元を数えてみた。

まず、前提として、物質世界。時間の概念を入れれば、縦、横、高さの3つの空間軸に加えて、4まで次元が数えられる。

そして、物質界と精神界の横移動。ここも状態、位相の変化軸として数えるならば5次元。

ちなみに、精神界の座標と物質界の座標は対応していない。地球のどこにいても、意識は精神界のどこにでもいける。つまり精神界の縦、横、高さの空間軸が追加される。

上に行けば光があり、下に行けば闇がある。少し横移動をすれば昔は魔界やら霊界やらもあったはず。
今は、ほぼシンレイカイか。
つまりここで8次元目だろうか。

さらに、宇宙の相がある。闇の宇宙、物語宇宙、光の宇宙。一連の宇宙の距離が時間に置き換えられるのであれば――この三つの宇宙を貫いているのが時間ならば、これは数えられるかどうか怪しいが、もし前進、進化のような軸移動なのだとしたら、9次元?

ああ、もう一つ、白騎士団が属していた、滅びた別の宇宙からこの宇宙への移動――並行宇宙みたいな横移動の相もあるとしたら、これで10次元?

そして、最後にもう一つ。
ここまでは宇宙の中の話だった。ならば、概念的に宇宙の中と外を貫く移動軸があるはずで……。

これで、とりあえず、ひとつ怪しい次元があるのもあって、10か、11次元。

――超ひも理論や最終理論の完成は、確かに最終知識がないと無理みたいだな、と思った。

ただ、その最終理論を完成させるためには、物理というか、波動の理まで手を伸ばさないといけない気がしている。