Vol.632

空虚な言葉

いまから十二年前に、「みおや」さまが人間界に降りて、つまり、ひとりひとりの日本人のたましいに関与することになって、それまで、多くの日本人が影響されていたマスメディアで使われる言葉が、ある種の意識操作をするものであるらしいことを、たましいレベルで直観するようになりました。
戦前からの大手新聞社や、もともと戦争遂行のプロパガンダ機関であったNHKが、GHQの配下の洗脳機関として生き残った戦後の七十数年の正体を、多くの日本人が気付きはじめたのは、たぶん、その頃からのはずです。同じように、公職追放というGHQの日本文化の破壊工作の結果として、大学の教官として戦後の教育をコントロールする立場になったのが、共産主義にシンパシーを持つ人間グループでした。その結果として、いまの多くの日本人の精神状況が、人間としてのアイデンティティを持てない病的なものにされています。
なにが問題だったのかは簡単に答えることができます。
日本民族は、敗戦によって、神を失い、悪魔の手に委ねられたといってもいいのです。
大日本帝国を戦争に追い込んだアメリカの大統領は、周囲の共産主義者にコントロールされていた、ある種の狂気にとりつかれていた人物でした。彼を英雄のように扱ってきたアメリカの民主党という人間グループは、二十一世紀に入って、社会主義を信奉するグループとグルーバル資本主義を信奉するグループとに明確に分かれつつあります。
結果として、共産主義、社会主義を信奉するグループの思想性と世界を市場化したい金融資本家たちの思想性に、ある種の親和性があることがはっきり見えてきました。
カール・マルクスという人間の思想を世に出すのを支援した人間グループは、何を目的にしていたのかを調べてみれば、世界を支配するために、阻害要因となる帝政や王制という旧来の社会システムの破壊をするというものであったということができます。つまり、これまでの歴史のなかで彼らが一貫して追求してきたものは、神に由来する権威の破壊なのです。
大日本帝国は敗戦によって、旧約聖書の神とされるものの言葉に代表される「妬むもの」の手に委ねられました。それは、実は壮大な実験であり、日本列島に置かれた神の仕組みの最終テストといってもいいものでした。
それは何かというと、聖徳太子の十七条憲法の「妬むな」という法がどこまで定着していたか、です。
一神教の文明とされるこの世界で、妬まない世界が存在するということの意味は、ポスト一神教のモデルということなのです。
日本は、地上世界と天上世界の中間に位置するナカツクニとして歴史を歩んできましたが、それは妬みの文明が生み出すのは、すべてを所有したいという悪魔的願望であり、それを排除できる精神性を持ち得るための道だったのです。
この二千十八年に、ニッサンという労働組合が強い企業の体質を大胆に変えた、西欧型の強欲な資本主義を体現した経営者が、その強欲によって、日本社会から排除されたという、いま進行中の事件は、この進行中の物語の象徴のように私には見えます。
起きて半畳、寝て一畳、という一般の日本人の価値観は、いまのその他の世界の人間のほとんどに理解されることはありません。ところが、この価値観こそが、次の世界のモデルとして求められているものなのです。
死後の世界を認めないイデオロギーを持つ人間グループは、目的のためにすべての手段を行使することに躊躇しないというのが、近現代の歴史が示している人間の特性です。アメリカ文明は、一時期、その行動を無神論的ニヒリズムに委ねてきましたが、ここへ来て、急速に、神ある世界への回帰を進めています。
なぜなのかは、この光文書の読者なら分っているはずなのですが、ワシントンのアーリントン墓地を目指した、復活した薩軍のメンバーが、かの地で南北戦争以来、アメリカ兵は何のために戦ってきたのかの真実を伝えた結果だと、私は認識しています。
二千一年の同時多発テロで、アメリカは神の息吹きを失いましたが、ここへきて、アメリカ自身の内部から、神ある国への方向性が生まれつつあります。
その結果、神なき国の代表ともいえる、中国共産党の支配を阻止する行動へとアメリカは立つことになりました。それは、ある意味で、神と悪魔の最終戦争なのです。そして、その動きは、日本国内で起こることの反映でもあると知ってください。

二千十八年十二月二十日 積哲夫 記


【いままで隠されていた文書の再公開/霊性時代の総括】 

1000人に1人の現実化

すでにお伝えしたように、この地球の神的意識体は、契約をはたすために、人間界におりました。私には、物語宇宙が消滅し、ここから先の精神エネルギーの現象は、これからの人間界で起こるという情報が伝えられています。
「最終知識」は、最初に私と同行者という人間において生じたことを、記述したものです。そして、ゴッドブレインというサイトは、地球の精神界の指示というか、要請で、これまで、運営されてきたといってもよいのです。そこには、最後の一厘の物語もありました。物語は、ここでも循環の輪をくり返し、結果として、2006年3月27日を起点にして、神や神々といわれてきた上層の神的意識体の人間存在への移行が生じたのです。
その神格は、いまこれを読んでいる、あなたに入ったのかもしれません。1000人に1人と、ごく少数ですが、「最終知識」をすでに知っている意識体が、あなたの「たましい」の本質なのかも知れないのです。
4月の上旬を目標に、このサイトでも、神と神々が表面から去り、新しい相に移行する用意がいま、進行中です。
<みことふみ>だけではなく、その他の神示も、すべて<秘密ファイル>に移し、これからは、会員の方だけが読める情報になります。会員以外の方は、それまでに、時間軸を追って、<みことふみ>⇒<霊性時代>⇒会員ブログの<ひつくのかみ><神々のうた>などをもう一度検証してみることをおすすめしておきます。
何が起きたのかが、わかるはずです。人間の進化のためには、新しい契約が必要なのだということが、理解できるはずです。

2006年3月31日 積哲夫記