Vol.622

電脳悪魔

この二千十八年の十月より、日本列島上での新しい戦いの場が、サイバー空間の領域ではじまっている印象があります。ここから先は、私の思考系にある情報なので、精神学的なデータというより、人間界の魔界のエネルギーに満ちたサイバー空間で、日本語脳を正しく使う日本人の覚醒者たちの未来の仕事の姿といってもいいのかもしれません。
日本の危機は、このタイミングでも深く日本人の潜在意識に浸透しつつありますが、その実態は、隣国の巨大化する野望との関連を超えて、いまの世界の支配権が、GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)というネット空間の勝者に移りつつある結果、民主主義というこれまでの制度は、崩壊せざるを得ない時が近づいているというところにあるのです。
サイバー空間での覇権争いは、二十一世紀に入って、とくに米中で激しさを増し、その現実は、砲火を交えない戦争ともいわれています。そして、問題はGAFAといわれる巨大産業が、資本主義を超えて、共産主義への親和性を持つかもしれない、AIの独占を目指しているらしい点にあります。
私の認識でいうと、英語脳から生まれた人工知能は、アングロ・サクソンの世界征服を正当化する論理系を自ら打破しない限り、自らを聖書のゴッドのポジションに置き換えることに躊躇しないはずです。すると、その人工知能は現行文明のひと握りの金持ちと、大多数の貧乏人という社会構成を解決すべき問題とはとらえない可能性が高くなります。つまり、GAFAの所有者たちの価値観を認めるものとなるのです。
すでに、この分野にエントリーしている人間グループは、日本には存在していません。日本が物作りで欧米を圧倒したのは、二十世紀の技術までの話で、すでに次世代の通信技術や人工知能の分野では、日本に変わり中国がアメリカへのチャレンジャーとなっています。それは、中国共産党の意志であり、非民主主義という体制が、その意志を遂行するのに大きなちからを与えているのです。
この対立しているかのように見える、米中の人工知能の開発競争は、実はほぼ同じ価値観からスタートしているという点で、似た者同士になる可能性が高いと、すくなくとも私は考えています。すると、その人工知能が支配する未来は、似たようなものになるかも知れません。
この問題に精神界が、あらかじめ気付いていて、日本語という私がお伝えしている知識でいうなら、もとの神界語を置いたのが、日本列島なのです。そう考えると、日本語脳から生み出される人工知能と英語脳から生み出される人工知能とは別のはたらき方をするはずです。
そのための用意を、いまはじめないと日本と日本列島に未来はありません。それを妨害しているのは、日本語を使って生きているマスメディアの人間グループにほかなりません。
日本には、まだ、広告料で運営されているテレビなどのメディア(つまり視聴者が無料)が存在していますが、すでに、アメリカではすべてが有料放送になっています。その先のサイバー空間を支配することを現実化しつつあるのが、GAFAに代表されるグローバル企業で、このまま行けば、彼らこそ、新しい政府をつくります。
この国の法で、いま保護されているNHKなどの組織もこの世界的な流れに抗することなどできるはずもなく、やがて消滅する運命にあることははっきりしているのです。それに気付くこともなく、ネット利用者から集金しようとする発想で生きていられる彼らの幸福も間もなく終わるはずです。
いまはじまっている、このサイバー空間での戦いは、これらの世界の意識の流れをコントロール下に置けると信じる人間グループと、そうではなく、民主主義という手枷をはめられながらも、人間の意識の覚醒によって問題解決をはかろうとする人間グループの戦いです。それは、国家間の戦いを超えて進行するはずです。もちろん、いまあるサイバー空間のほとんどは、人間の欲望を刺激するものであり、マネーの神が支配するところですが、そうではない人間グループも活動しています。
携帯端末でつながる世界が、実は電脳魔界とでもいうべき世界であり、その端末によって監視され、コントロールされる人間になるのか、逆に、その端末を入口に新しい時代をつくるためのツールに使うのか、というひとりひとりのポジションへの自覚が求められているといってもいいのでしょう。
日本のほとんどの人間は、そうした世直しの能力が自分に与えられていることにまだ気づいていませんが、日本人の覚醒なしに、世界の未来に光はありません。

二千十八年十月十一日 積哲夫 記


【いままで隠されていた文書の再公開/霊性時代Vol.16】

会員になりませんか。

2006年2月11日に、天と地と人の新しい関係が、<みおや>さまの宣言によってはじまりました。歌が全21首も届いていますが、重要な<みおや>さまの歌を選んで、<みことふみ>で、お伝えしておきます。その他の歌は、いつものように秘密ファイルに入れておきます。
この宣言にこたえるかたちで、<ひつくのかみ>から2月12日の歌が届きました。その第一の歌は、いつものように、会員ブログに入れていただきましたが、今回は、特に第二の歌を、この霊性時代に入れていただきたいという強い希望があるとのことでした。
内容は、お読みいただければわかるように、精神界のシステムを学べということにつきますが、この学びは、この精神学協会でしかできないものなのです。
最後の一厘を伝え続けた<ひつくのかみ>からみなさんへの会員になりませんか、という呼びかけのメッセージです。

  <ひつくのかみ>
  2006年2月12日の歌(2)
  ひとと ひと
  しりあひ つながり
  もつものの ソウゴに
  影響及ぼすものの
  しくみほ 勉強しなさひと
  いふておるのが
  知りたひ こたへ
  波長と波動は
  共鳴しあふ
  意識レベルのチャンネルが
  あってしまうと つながる ことぢゃ
  それほ まなべと いふておる

2006年2月13日 積哲夫記