Vol.609

阿蘇とオウムについて

私が、精神界のはたらきをするようになったのが、一千九百九十一年で、オウムのサリン事件は、一千九百九十五年でした。その間、不思議なことですが、オウムという新興宗教に関係する情報を持つ人間が、複数、私の前にあらわれました。それは、最終知識において、「身体から入るな、身体から入ると全存在が魔にくだる」という天または神からの警告を記述するための学びだったのですが、その学びのために、ある時、私のもとにオウム関連のファックスが届きました。
そこには、その当時、問題化していた熊本県の波野村(現阿蘇市)の地図らしきものと、それとは別に、オウムの教祖へと思われる何者かからの指示のようなものが記されていました。当時の環境下で、そのファックスが届いた時に、部屋中に不快な波動が満ちて、それが魔界からのものであることは、すぐにわかりましたが、残念ながら、あの時代のスピリチュアルなブームのもとにあったのは、ほとんどが、こうした魔界系の波動で、それの強烈なものとの印象だったのです。
ところが、この波動が、ナチスのヒトラーが、あいつと呼んでいたヒトラーに取り付いていた悪魔のようなものと同じものであることを、ある段階で私は理解しました。化学兵器であるサリンのルーツはそこにあります。
また、ヒトラーに取り付いていたその存在は、ドイツの敗戦後、私の認識では、アメリカに渡りました。それが、ついに日本列島に上陸し、天皇制を廃して、自らが支配者となるようなカルト指導者の主人となったらしいというのが、一千九百九十五年における私の知だったと考えてください。
いま、なぜこのような知識を開示するかというと、今回、七人の死刑を執行したとしても、オウムの教祖を使っていた悪魔または悪霊は、すでにその身体を去っていて、また、どこかで同じようなことをくり返しているはずだということなのです。このメカニズムを知らない限り、この世は魔界のまま変わらないということとなります。
ただ、日本では、こうした人間魔界の動きに、天と地、とくに地の神々が、反応し、歴史を補正してきたという事実があると私は認識しています。この反応が、今回の大阪の地震、九州から西日本、東海までを巻き込んだ大雨の被害の背景にあり、それと人間世界におけるオウムの死刑執行は、精神的なエネルギーの場でリンクしていると考えてみてください。
それは、日本全体がどんどん魔界化していることへの警告なのです。今回は、特別に二十世紀における私の体験を記しましたが、この世界の血の歴史には、これらの悪しき意識体がかかわっていることを忘れないでください。この世は彼らとの戦いの場でもあるのです。

二千十八年七月十二日 積哲夫 記


【いままで隠されていた文書の再公開/霊性時代Vol.3】 

新しい世に近づく年

あけましておめでとうございます。
初詣という美しい文化習慣に関して、日本のスピリチュアルな位置づけを、私なりにお伝えします。日本というクニの風土は、地球の主宰神たるクニトコタチの神体であるというのが、このクニの神的情報の本質にあります。そして、ヤマト言葉というものを使う人間が、そのご神体の上で生活している。正しくは、生活させていただいているのだという、とても素直な直感のようなものを、長い年月、精神文化的に継承してきた結果として、宗教的立場に関係なく、初詣という習慣は、このクニに暮らすほとんどの人間から切りはなせないものになっています。
「最終知識」には、神界は消えたと書かれていますが、神や神々が消えたとは書いてありません。
地上において、聖なるエネルギーを宿す場所はなくなったとは書いてありますが、ヒモロギというか、接触の場がなくなったとは書いてありません。
人間が本来の神のやしろであり、容器なのです。そのことに気づけば、初詣の内面的な意味も、より深くなるはずです。
ことしは、すでにはじまった三四五「ミヨイズ」のしくみの時間的経過でいうと、ヨの年に当たります。それは、新しい世であり、新しい身をもつ世であるということになると私は伝えられています。ここでいう、新しいミとは、霊性を高めた人間のことですが、それに伴ってスピリチュアルな知覚能力も地球的に高まっていくことになっています。すでに、各メディアで感じられるように、霊能や霊感のようなものへの一般的な興味と同時に、人間の脳や人生の終末への関心の高まりが、ある方向を指し示していることは、あきらかでしょう。もうひとつ、新しいミという言葉には、地球の神の覚醒という意味もあります。
人間を規定してきた神のミが変化すれば、当然、人間のミも変化します。すでにお気づきの方もいるでしょうが、2005年の12月に、最後の一厘の主役であるクニトコタチという神格が光のものとして、はたらきはじめています。
この2006年という年が、あなたにとっても新しい世のはじまりとなりますように…。

2006年1月1日 積哲夫記


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