別巻<チャンス?>

先週から不思議なことが続いている。
不思議といっても、初めて体験するような類のものではなく、周期的に起こることのように感じる。
数年前に取引がなくなってしまった企業からの突然の連絡による取引再開。聞き覚えのないお店から紹介されたという人から取引希望の連絡。取引先に勤めていた人が再就職した企業からの取引希望の連絡。半年以上前に資料請求された企業からの連絡。など。
ワタシにとっては、一生続いて欲しいくらいの、景気が上向きになる兆しのある期間だ。

この波に乗れば、業績が伸び会社も飛躍的に成長するということは分かる。押しても押しても動かない鉛でできたドミノ牌を倒すには、自分自身の力以外に、環境やタイミングの後押しが必要なのだと思う。そのタイミングが今なのだ。
過去に、せっかく廻ってきたチャンスをものにできなかった理由は何なのか。
今、何をすれば牌を倒すことができるのか。何をしなければ倒せるのか。

いつも、大きなチャンスが含まれた複数の中から、最小限必要なチャンスだけを掴んできたように思う。最小でもチャンスを掴めるということを、強運だの、神佑天助だのと呼んできたが、ワタシの器が大きければ、受ける果実はもっと大きなものになっていたのだろう。

ひとつ分かっている最大の理由は、顧客の立場で物事を判断できていない。ということだ。
誰でも知っている鉄則だが、言うは易しで、意外と難しい。いつも、その前提で考えているつもりなのだが、目の前に、今にも売り上げに繋がりそうな話がでてくると、ついつい、自社のメリットを優先して考えてしまう。特に、自分自身や自社に余裕がないときほど、まず自社が儲かり存続しなければ顧客に迷惑をかけることになると言い訳している。それを正当化するために、顧客にもメリットがあるという理由をこじつけている。

今までよりも少しでも多くのものを見聞し、考え、判断できるように。せっかくのこのタイミングを活かせますように。

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