1の巻 <出会い>

1998年5月
Sekiさん「君は、一体、何がしたいの?」
ワタシ「・・・」「ウッ、ワーン」「違うんです。ワーン」
ワタシはSekiさんからの、その質問に答えることが出来なかった。

Sekiさん「なぜ、泣いてるの?」
ワタシ「分かりません。」
まるで、子供のように号泣する私を、まわりの人達はただ呆然と見ていた。
なぜ泣いてしまったのかの答えを、ワタシ自身、本当は知っていた。自分が何をしたいのかが、全く分からなかったからだ。今まで、このような質問をされたことのなかったワタシは、この人は一体何者なのだ?という疑問と同時に込み上げてきた恐れに、ただ泣くことしかできなかった。
アレは何だったんだろう?

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