「服の上からで良いから、背中にシール貼ってあげて。ダークシールを貼って、その上にライトシールを貼ってみて。」

目の前のSekiさんが、そうおっしゃると、私の隣に座っていた方が、背中に大型のダークシールを貼って、ダークシールのコマンドを入れてトントンとたたいてくださり、その上から大型のライトシールを貼って、ライトシールのコマンドを入れて、再度、トントンとたたいてくださった。すると、なぜか突然現れて先程まで続いていた肩こりのような症状が、スーッと消えてなくなったのだ。

「日頃、肩こりはしないのですが、突然首の横がこってるなと思っていたのですが、イコンシールを貼っていただいたお蔭で、スーッと消えてなくなりました。」

何故か、Sekiさんが首を押さえられている・・・

「もしかして、Sekiさんに移ったのですか?」

「そうとう溜まってるね。」

そう言われると、溜まっていたものが、堰を切ったように出てきて止められなくなってしまった。今日は何を言っても許すからと言われたとはいえ、遠慮なさすぎの自分が情けないが、口から出てしまったものを消すことはできない。

数日後、長い間チェックしていなかったkomyoshi.comを訪れてハッとした。穴が有ったら入りたいくらいで、先にサイトをチェックしていたら良かったと、心の底から後悔した。

「以前に、人から言われたことで、ショックを受けたことがあるのですが、その後に何と言われたのかを思い出そうとしても、ショックを受けるような内容だったということは覚えているのですが、その内容をどうしても思い出せないことがありました。これは、覚えておく必要の無いことは記憶から消されるということでしょうか?もし、そうだとすれば、自分が言ってしまったことで、言わなければ良かったと後悔するようなことは、相手も覚えていない可能性があるということですか?」

「それは有るでしょう。あなたがショックを受けたという言葉は、あなたが言わせたということもあるでしょう。その場合、言った本人も覚えていないこともあります。その言葉を聞くことが何らかの作用をしたのでは・・・。まあ、気にするな。」

気にするな。という言葉は、これまでもよくSekiさんから言われる。自分自身では、そんなに気にしていないときにでも、よく言われる。そう言われることで、逆にその部分が重要だったのだと気付かされることもある。

あんなことを言わなければ良かったと、後悔することが有るが、もしかすると相手は覚えていないかもしれないと思うことで、少しは気が楽になった。でも、できるだけ口に出す前によく考えるようにしよう。
そして、自分が言われたことを覚えていないことが、ただ物忘れが酷くなっただけのことではないことを望もう。