ひとつの希望

この日本国において、西欧近代の文明の根幹をなした「資本主義とマルクス主義が超克される」という天のプログラムに、日本発のステーブルコインを発行するというニュースが連動していると、すくなくとも私には感じられたので、令和元年の終わりに、私が知っていることを記すことにします。
天というか、神という存在は、人間世界におけるマネーの存在を、人間の創造物として、これまで認めてきました。それは、イエスの「カエサルのものはカエサルに」という言葉によって象徴される、世俗の富と聖なる富との分離でしたが、その後の人間の歴史は、金融を支配するものが、この世を支配するという方向で現在の文明というものに到っています。
幕末に大量の金の流出を許した日本ですが、それまでは、黄金のクニ、ジパングであり続けたのです。つまり、日本は金の大国でした。
金本位制という国際秩序は、千九百七十一年の八月十五日に、アメリカのニクソン大統領がドルと金の交換停止を発表し、それまで続いていたブレトンウッズ体制の終了によって崩壊しました。その後のドルの価値は、石油本位制とでもいうべき、石油の決済に使える通貨がドルということで保持されてきたというのが、現実の姿です。
いまの日本の立場は、このドルの信認を守り続けるために、大量のアメリカ国債を持ち続けるという不幸なもので、自国のマネーを自国民のためには使えないという理不尽なところに長い間、留まっています。
そして、共産党の中国の台頭による、アメリカと中国の貿易戦争の進行に伴い、世界の金融秩序が大変動する可能性が高くなって、これまでの中央銀行制度も、維持が困難になると予測されています。こうした動きがあって、中国では、中央銀行によるデジタル通貨を企画しています。
アメリカのフェイスブックが企画したリブラというインターネット上の仮想通貨のアイデアは、各国の中央銀行と財政当局の反対により阻止されましたが、この世界の流れは変えようがありません。
すでに、ドルは概念上の基軸通貨ではないといってもいいのです。
私の見解によれば、ナポレオンの敗北で財をなした、ロスチャイルド家が各国の中央銀行制度の背後にいて、アメリカのロックフェラー家などの大富豪との連携によって、民間銀行としてのFRBが存在し、その世界のマネーをコントロールする力は絶対のように思えたのですが、ヨーロッパのECBにしても、日本の日銀にしても、その内容は不安定さを増しています。とくに、リーマンショック後に世界の金融機関を救済する目的で、国家にその債務が押しつけられたような現状は、いつか、どこかで、大きな調整を必要とするはずです。
現行の資本主義が、国家という存在が国債というものを民間銀行である中央銀行に差し出して、日本ならば、日銀券という通貨を発行してもらうという制度によって支えられているとすれば、中央銀行制度を考え直すことで、何かが変わるのです。
通貨の信用の根拠は、これまでの歴史ではっきりしたように、国家の信用です。
マネーの概念でいうなら、日本という国家の信用は、きわめて高いのです。
アメリカのドルは、世界から借金した上に立つ砂上の楼閣のようなもので、その信用は、世界最強の軍事力と、日本州とでもいうべき属国の信用力の上に成り立っています。
普通の日本国民が覚醒して、日本オリジナルの新しい資本制度を考えることができれば、このクニはポスト資本主義、ポスト民主主義のより優れた社会、および、国家のモデルを世界に提示できるはずです。
私の頭に、精神界がくり返し伝えているのは、そのために天皇というシステムが日本列島に置かれているのだということです。
日本という国には、国家よりも信用に値する天皇という存在が授けられています。その天皇を「みこころ」とする日本民族は、その権威を守るための富を無限に産出する「みたから」としてはたらくことに幸福を感じる民なのです。そこから生まれる通貨があったとしたら、世界の人々のなかで、それを使いたいと考える人間も少なくないはずです。
二千二十年に向けて、精神界と人間界の連携が動き出しているとしたら、そこに日本の希望があります。

二千十九年十二月二十六日 積哲夫 記

 


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