日本死の仕組み

このまま、いまの日本を支えている人間たちが、その生活の根拠を維持し続けると、日本という国は死にます。それは、国体の死であり、たぶん、皇統も断絶するのでしょう。それもまた、日本の仕組みなのです。あえていうなら、それは私が生きている間には起きません。しかし、精神学が日本で忘れられるような未来が来ると、日本は死ぬといっておきます。
日本の仕組みとは、一神教の時代を終らせるために、日本列島に神と神々がさまざまな準備をしてきた、その全体のストーリーを、とりあえず、そう呼んでいると考えてください。そこにあるのは、予定通りには行かないことに対しても、さまざまな用意をしておいた、という壮大なプログラムです。わかりやすくいうと、近年のゲームソフトのようなものといっていいのでしょう。たとえば、織田信長のような特殊な発想をする人間が、日本の支配者になりそうになって、天皇という存在の上に立ちかねないような時には、明智光秀のような人物が出てきて、そういう事にならないように、歴史を動かすということが、この仕組みには組込まれているというわけです。また、信長の次の権力者になった豊臣秀吉の朝鮮半島への侵攻についても、あれほど、勝ち続けていながら、日本の戦国大名のほとんどが、朝鮮や中国への領土的野心を持つこともなく、秀吉の死で、さっさと撤退したという事実の背景にあったことを、いまの歴史家は説明してくれません。
精神界の情報で解説するなら、日本史に関して、多くの素養を持っていた日本の戦国大名の多くの潜在意識に、元寇のことはありましたが、そこから、半島や大陸への征服意欲というものは生じなかったのです。
二十一世紀の半島や大陸の国家群の日本観を見ると、もし、可能ならば、一度は、日本列島を征服してみたいという欲求が強烈にあることがわかりますが、日本側には、歴史的にそういった欲求はなかったのです。
歴史を正しく知れば、古事記、日本書紀が、白村江の敗北から生まれたという絶対的な国家意志というものを、幕府政権は、きちんと継承していたということがわかるのです。
その原則、鎖国という国家意志を、明治政府が廃止した結果が、先の敗戦であり、いまの日本の国内事情を生み出しました。そして、このまま、敗戦利得者の無神論者による日本支配が続けば、日本は滅亡するというシナリオが目の前に突き付けられているのです。
多くの日本人が誤解していますが、ペリーの黒船というものは、当時のアメリカの国力の最大限の発揮に過ぎず、アメリカに日本を征服したり、侵攻したりする力はありませんでした。
国際的な地位からいうなら、日米はともに、新興国に過ぎなかったのです。
そのことを理解すると、ハワイ王国の王様が、日本の皇室との婚姻を希望し、日本もまた、東郷平八郎提督の乗った軍艦をハワイに派遣し、その独立を支援していた意味もわかるようになります。ところが、黄金の国のジパングは、イギリスと同様に、初期の産業革命には必要だった石炭というエネルギー源は産出しましたが、アメリカのように、石油という次のエネルギー源をその国土から与えられることはなかったのです。そこに、日米開戦への本質的な原因があります。いまも、この日本列島を取り巻く状況に変化はないのです。つまり、石油文明が続く限り、いまの国際秩序のなかの日本の地位に変化は生まれようがないということです。
まだ、アメリカが世界の覇権国家であり続けるようにという天のプログラムなのでしょう。アメリカ国内のシェールオイルの開発が進み、アメリカが中東地域の石油資源に頼る時代が終わり、その石油を必要とする国家は、十四億の人口を抱える中国に変わりました。それも、米中対立の根本的な原因ともいえ、それは、日米開戦に進まざるを得なかった、あの歴史の再現のようなものです。ここから先にあるのは、産業革命からはじまった、科学技術の文明をつくり出した西洋のキリスト教的文明に、そのキリスト教文明から生まれた無神論のイデオロギーを信奉する中国人という人間グループが挑戦し、どんな歴史をつくるのか、ということです。ここでもし、日本国内において、親中派の無神論者の人間グループが、支配権を確立すると、共産党の中国が生き延び、日本の死が早まるという、最悪のシナリオが展開することになります。
たぶん、この二千二十年という年は、日本列島が次の台本のうちのどれを選択するかが決まるタイミングなのでしょう。ただ、希望は、これらのストーリーのどれもが、近現代の世界秩序をつくってきた、マネーの秩序が崩壊する過程のものだということです。中国がアメリカのドルに対抗するために、サイバー空間に、新しいマネーのムーブメントをつくろうとするプロセスで、いまある資本主義のシステム全体が、その内側にある強欲によって、自壊していくことになる姿を私たちは見ることになるはずです。もし、日本が死んでいなければ、そのタイミングで、日本の出番がきます。そのための知が、ここに記されているのです。

二千二十年一月三十日 積哲夫 記

 


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