~気の持ちようで光に繋がる~

No.33

6歳に発症した眼の病状は、逆さに生えてくる睫毛のため充血があり、いつも涙が出溢れていました。その当時を知る母親は『目姿が悪かったのは涙腺が詰まっているせいだ!』と心配していました。
朝は目やにが酷く、光が眩しく感じていました。睫毛が眼球を刺しているせいか痛みを感じながら、涙が溢れていました。
中学、高校時代は、学校を早退して2週間に一度、眼科に通っていました。病気のせいとは言え、同級生と違うことをする事、早退が嫌て嫌でたまりませんでした。

幼少期からの治療のため投薬は、わたしの身体を蝕んでいるのが判りました。
お医者様の言う通りに治療を続けていましたが、病気になった肉体が治ったと言う実感は全くありませんでした。

高校を卒業したのをキッカケに、就職のために地方に出向いた私は、眼科に通わなくなりました。
相変わらず陽射しの眩しさが酷く濃い目のサングラスをしながら通勤していました。
涙目は収まっていましたが、就職して2年目の頃からか、鼻から喉に異変を感じるようになりました。
その時から身体にメスを入れる予兆が始まっていたのでした。

わたしの身体は薬害のために闇に侵されていました。
でもじぶんの気の持ちようで光に満ち溢れていました。

今日も無事に過ごせたことに感謝です。
今日も生かされたことに感謝です。
今日も恵まれた環境に感謝なのです。