~わたしの中の精神学~

No.10

最近、両親といる時間を作るようにしています。

両親との会話や態度を見るたびに、日本の父親像、母親像とは こういうものではないか?と感じるようになりました。

以前も 感じていましたが まわりの存在ばかりを気にしすぎた私だったので じぶんで目の当たりに確認できませんでした。

私の育った場所は 山奥の一軒家で 大自然を満喫できる素晴らしい場所です。

と、背中合わせに 冬は豪雪地帯で、5月までは雪が溶けません。

大自然の中の動物、植物、爬虫類、昆虫達は、我が物顔で、延び延び生きています。(笑)

その中で、人が暮させてもらうわけですから 言葉では言い表せない苦労は、やむ終えないことだと思っています。

住めば都と 昔の人はよく言ったものです。

私は、不自由な暮らしが、まぁまぁ、結構、かなり気に入っています。

自然と共存する暮らしは 苦労も沢山あります。
時には逃げ出したくなる時もありました。

冬場の除雪作業の時は、家族は命の危険にさらされています。でも家族で協力して家屋敷が雪で潰されないようにしています。

大自然の中の苦労話を吹き飛ばすくらいの、ご褒美が盛りだくさんあるので、私達、家族は、その場所に暮らしているのです。

春先から耕す 田んぼや畑で採れる作物を頂き 山々には山菜が生えてきてくれて、採れたてをそのまま頂けます。

夏は蝉や蛙の大合唱が聴けて 冷房器具がありませんから 夏の暑さを直に感じられます。

また、夕暮れ時に鳴く蜩や 夜に聞こえてくる獣の遠吠えもまた、雑音とは違う どことなく心地のよいものです。

秋には茸や筍が食べ放題で、自分たちでもナメコや椎茸を育てていますから 庭先で夕食の食材が 簡単に手に入ります。

季節後との食材は、地元の方からもお裾分けが届けられます。

春夏秋冬の 冬の時期を耐えしのげば 春から秋は 素晴らしい景色と 食材を与えられ 身も心もクリアになります。

毎日、清んだ空気で呼吸をして 目を閉じながら 深呼吸をしているだけで 自分自身が 美しく 清らかに健やかになっていくのが実感できます。

また 何が最高かと言うと 天然鉱泉水を裏山から引いて天然ガスで沸かすお風呂が、、、
至福の時を 毎日 味わっています。

私は、幼少期からの闘病生活で、失明、余命宣告を何度もされていますが そんな小さいことは気にしていません。

私は、元気で長生きさせてもらっていることや、素晴らしい環境の中で過ごせることに感謝しています。

そして、日本の父親像、母親像のよいう両親の元に育てられていることに感謝して、尊敬しています。

誠心誠意を尽くし 世のため人のために無償で働く

祖母から教わった精神学は わたしの中に活きています。

だから精神学協会の積哲夫先生に繋がったのだと思います。

今日ある命は当たり前ではないので、これからも日々、コツコツ精進していきます。

ありがとうございました。