5の巻 <他者を通して語られるワタシ(?)のアイデア>

ワタシ「前から思っていたのですが、先日採択されたビジネスモデルは、ワタシではなく同業者組合の事務局の人のアイデアのような気がします。また、この事業に転換するきっかけになったのは、先輩からその業界の現状やその業界でのシステムの価格、普及度などを聞いたからなのですが、これもその先輩のアイデアなのではないかと思うのです。ワタシは、他者のアイデアを盗んでいるのではないですか?」
Sekiさん「君がアイデアを出したと思っている人は、自分自身が出したとは思っていないだろう。何かのヒントになるようなことばを発したのは事実だが、それが、その人の考えとは限らないということもあります。」
ワタシ「その人の考えではないとは、どういう意味ですか?」
Sekiさん「他者が発することばを聴いた君の脳に作用するように、その人が使われることもあるということです。」
ワタシ「使われるって、一体誰に使われるのですか?ワタシがその人を使っているのですか?」
Sekiさん「いつから君はそんなに偉くなったんだ?そのアイデアは、君がひとりで考え出したものなのか?何でも、私が、私が、ではないだろう。」

一体、どういうこと?全然分からないんですけど!

ワタシ「すみません。・・・。」
Sekiさん「浄化と上昇をすることにより、光の層にいくことができることは、少しはわかりますね?」
ワタシ「はい。」
Sekiさん「人は、その層でしか、考えることはできません。闇のエネルギーに汚染された層にいるときに考えていると思っていることは、ただ思っているだけなのです。考えると思うは同じではありません。光の層には、全ての情報が置かれています。その情報は、その層に行けば誰でも自由に使うことはできます。その情報を盗んで使うのが人間の特性です。浄化と上昇のことばを知らなくても、過去その層に行けた人は、たくさんいます。君も、何かを必死で考えようとしているときに、外から入ってきたとしか思えないヒラメキが起こったことはあるでしょう?」
ワタシ「はい。ということは、今回のアイデアも光の層にある情報を盗んで使っているということになるのですか?」
Sekiさん「その情報を自分の欲のために使おうとした時点で、盗んだことになります。君の動機は不純ではなかったので、チャンスが与えられたんでしょう。まあくれぐれも初心を忘れないように。」
ワタシ「なぜ、そんなにワタシは優遇されているのですか?」
Sekiさん「別に君だけではありません。神さまが与えるのは50%。あとは君にかかっています。」
ワタシ「有難うございます。頑張ります。」

良かった!アイデアを盗んでるんじゃなかったんだ。人のことばには、いろんな種類があるんだなぁ。これからは、よく注意して人の話を聞くようにしよう。
そういえば、ワタシってほとんど運だけで生きてきたんじゃない?今まで結構チャンスを与えられてきたなぁ。こんなに大きなチャンスはめったに無いけど。でも何で強運なんだろう?またSekiさんに聞いてみよーっと。

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