協力

ひさしぶりに高速を走ることになった
夫の両親の23回忌33回忌の法要に出向くために
岐阜県の実家へ。
インターおりて一般道路にぶじ合流できた

さて目的地方面に向かう方向へ走っていたら
手旗信号で「通行止め」を指示された

・あれー

夫は目的地には着きそうもない道を進むしかなかった
でもやはりどんどん目的地実家には離れていくばかりなので
Uターンした

さっき手旗信号で止められたポイントに戻ると
スースーと車は流れていた

・なーんだー

夫はその方向の先
目的地実家へ約束の時間に行かなければ
、、、と心が定まった

しかし
どうみても
その方向車線に入るには
複数の道路から合流がスムースにいってからの事だ

どうみても夫は右から入ってくる車の動きが頭に入っていないようだ

うーん
両方がこのまま行けば「ぶつかるぞ」
とわたしはその数秒のことがスローモーションのように見えていた

・あれあれあれ
とわたしは声を出した

相手のほうがスピードを落としてくれた

・まったくー

夫は言ったがそんなものじゃない
夫は約束の時間に実家に到着できることで頭は達成感で満たされているんだろう
と空想した
そんなものじゃない
あの場合は。。

ぶじ法事もおわり身内全員のお見送りを受けて実家を出た
義兄夫婦・姪・甥たちにバイバイした
娘からメールが来た
・きょうは法事か。光の御用だったのねー

そうか
光の御用か

あのとき
そんなものじゃない事が起きたとき
夫になんと言って忠言しようかとおもっていた

あのねー。年なのだから運転に強気はあぶないよ。

あのねー。あちらがスピード落としてくれたんだよ。

と頭の中で考えていた
結果なにも言わず
心の中で
あちらのかたへ
・さっきはこちらに道を優先させてくれてありがとう
と言った

娘のメールをみて
あのとき夫に忠言しないで
あちらのかたへ心の中でありがとうを言えてよかったなー
とおもった

夫は
・さっきは一瞬だけ通行止めだったんだなー
と言った
わたしはそのとき目に入った光景を伝えた
・道路に標識が粉々に落ちていた 清掃していた

・そうか

そんなものじゃない結末はこれでよし!と呑み込んだ

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