ゼミナール 2

自分ノ友達二 自分ガ ナルノダ

天才バカボンがおしえてくれた!

そしてゼミナールを投稿してまもなくして
ピンポーンとなった

松葉杖をついて玄関に立った人は

おとうさんおかあさんにかわいがって貰った電気屋です

と名乗った
カレンダーをもらった

お役に立つことがあればまたよろしくおねがいします
いまは息子が店をやってます」とやってきてくれた

隣の町内に位置する電気屋さん
冷たい風が吹く中
あったかいカレンダープレゼントだった

おもわず空をみた

おとうちゃん

デジタルに切り替わるとき91歳のからだで父はすべてを采配した
二年後逝った
料金のかさむ衛星放送を解約
母のためにとあたらしいテレビを 
と展示会へ
店主の顔をたてて出かけた父
どーーーーんっとおおきなテレビを買った

東北で大きな地震があったマイナス一年とマイナス一日の
2010 3/10
父は台所で倒れた

その日その数時間前まで
わたしは台所で両親と談笑していた

そうなのだった

姉たちとは一線を引きなさい

両親は言葉の端々で
行動の中で
何度も小さいときから伝えていた

倒れるその日もそうだった

片方の姉から電話が鳴った
電話を切った父は

さー もうそろそろ帰りなさい
あれたちが夫婦で来る
急ぎなさい
もう近くまで来ているようだ
顔を合わす前に帰りなさい

隠し子のようにわたしはうちをあとにした

あとから母に聞いた

pandaちゃんが坂をあがりきらないうちに・・
こうやってシンクにお茶碗を置くとスローモーションをみているように
目の前のおとうちゃんがその場で・・
そしたらその瞬間
玄関からあの子が入って
この異変を発見したの
・・

そういうわけ(※)で
その日その数時間前に「わたしがいた」ことは内緒
ということになった

片方の姉は武勇伝のようにその後何度もこのときの様子を話す

守ったんだよ

その瞬間pandaちゃんは「そこに」居ない方がいいのだよ

※そういうわけで
というのは

自分は両親の隠し子のような感じに
立場がなってしまうことでしか仕方がなかったわけで

ということ

わたしは隠されてかわいがられた
わたしは隠れたところで感謝された

プルトニウムを集めるだけ集めるという「気が済まない=報復」
という燃料を
この週
頭痛とおなか痛い を通してみてきたが
わたしは爆発させず
考えるエネルギーに変換できた

「まし電池」はあとかたもなく消えた

報復しなければ気がすまない ことはない
気は済む


天才バカボン

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