通信

8月23日の夕方、頭痛がひどく左目から左頬にかけて何か異物のようなものがあると感じ、
上昇しているとはじまりました。

あのつきよの ばんに
すべって つる と かめ の
千年 いや 万年 の歳月をこえ
今日 やっと ここへと
たどりつきたのでございます

かごめうたに ありますように
うしろの 正面 しょうめん だあれ!?
というその正体は
いとおそろしく きょうてい 
ものでございました

その正体とは 白い着物を 身にまとい
かみはみだれ 黒っぽいような
青白いような 顔をした 女 
おなごで ございます

わに入りたいけれど はいれぬような
印象でございました
無言でただただ 立ちつくし
こちらを見ておるその姿のおそろしや
しかし それが まさか
私の 自らの姿 だったとは・・・
思いもよりませぬ

しかしそこにいた そのものは
たしかに わたくしで ございました
いつも わにはいることができず
ひとりで かごめうたを うたい
ひとりで しゃがんでは
うしろを 見ていたので ございます

ひとりあそびにもなれ
だれかが 友と遊ぶ姿を 見かけても
心ひとつ 微動だにしなくなったころの
ことでした
そのおなごは 何も言わず
私の手を 引くように
私をさそい どことへもなく
歩き始めたのでございます
それからというもの 私は
自分のおる場所がどこかもわからず
暗き 冷たい また ときに 灼熱の
洞窟にでも 閉じ込められているようで
ございました
そこには おなごはおらず
ただ ひとり 水を求め 洞窟につたう
1滴の水を 求めさまよっておりました

暗くさみしく ちち・はは やいもうとのことを
思い出しては涙に涙しておったのです
なんでこんなところへと
私が連れてこられなければならないのか
私が何をしたともうすのか
ずっとずっと考えておりましたが
わからず とうとう考えることすらできぬほど
衰弱し 横になった身体を起こすことすらできなくなっていたところ
夢の中か 現実か 1本の光る糸のようなものが
私の目の前にたらされ さしこむ光がございました
それが何なのか むかえがとうとうやってきたのかと
思っておりましたところ
ここへと あなたさまのところへと
たどりついたのでございます

父や母 妹のいるところへと
お空の上の上のさらに遠いところへと
私も いきとうございます
どうか おみちびきくださいませ
そして 自らをカラのなかにとじこめ
封をしていたことをやっと
気付くことができました
このことに 気付かぬ私は
誰も遊んでは下されぬことを
人のせいにして 他人ばかりを
責めつづけておりましたが
とんだ おかど違いでございました
今 この場へとたどりつき やっとこさ
そのことに気付くことができました
とうの昔のことで 遅すぎたのでありましょう
だから 私のみ 一人であの暗き 穴に
とじこめられていたのだと いまやっとわかりました
あれは 私がとじこめた私のいた場所だったのですね

もっと早くに気付くべきでした
気付きたかったです 遅すぎたのです

*何も遅すぎることはないですよ。今からでも間に合うのではないですか?と私が思いながら上昇していくと
 あるところまでは一緒に上昇してたのですが、急に道を外れ真っ黒な暗き宇宙へとおちていかれました。
そのときに
「お父さん、お母さん生んでくださってありがとうございました。」と言われながら落ちていき、
人の世に戻されたようでした。   2010.8.23 17:33終

*その後すぐに、「全てのものが上がれるわけではない正しく知ったものは、同じことを繰り返さないであろう。
 次はまっとうに、自分の力でたどり着くであろう。」と違う声がきこえました。
 

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