7の巻 <はじめて起った超常現象・・・2>

ワタシ「修行の成果を取ったというのは、どういうことですか?」
Sekiさん「宗教者が何年も修行を積んで得た能力よりも、全く修行をしていない君が浄化をすることによって得る能力の方が、精度が高いということです。その人が修行で得たものは、いわば闇のエネルギーです。闇はいつでも明るい方に集まるので、今回のようなことが起こったのでしょう。今頃、その人は、自分が今まで一体何をしてきたのか途方にくれているはずです。」
ワタシ「ちょっと可哀そうな気がしますが。それは、良いことなのですか?」
Sekiさん「まあ、その人も、もう一度人生を考えるチャンスが与えられたのだから、良いことなのでしょう。でも君は、闇を取るだけでなく、処理できるようにならないと、生きていけないよ。」
ワタシ「はい。浄化をして、処理しようとしたのですが、全く効き目がありませんでした。このような場合は、どうすれば良いのでしょうか?」
Sekiさん「は~ん。そういうことか。昨日の夜から、おふだ、おふだ、ということばが聞こえるが、何のことだろうと思っていたんだ。君、おふだを持ってきてる?」

この当時のおふだとは、このサイトの精神学とはの中の「スピリチュアルエネルギー」ぺージで説明されているものではなく、Sekiさんがご自身の名刺に光のエネルギーを入れて、くださったものだ。額に当ててみるように言われ、試してみると、何か暖かい空気がふわっと出てきているような感じがしたものだ。使い方は、教えてもらっていなかったが、何となく、持っているほうが良い気がして、名刺入れにいれて持ち歩いていた。
ワタシ「はい。」
Sekiさん「そのおふだを持って、浄化してみなさい。そのおふだが、光の世界への扉だと思って、その扉の向こうに身体ごと上昇するようなイメージを浮かべながら浄化すると良いでしょう。これで、頭痛も取れるでしょう。」
ワタシ「有難うございました。」

言われた通り、おふだを持って浄化してみた。見る見るうちに首や頭の痛いのが取れて、気分も良くなってきた。はー、助かった。これで今夜は仕事ができそうだ。

翌日、無事に資料も作成できて、プレゼンを行うために出かけた。一昨日に会ったお坊さんが、同じ場所で托鉢をしていた。ドキッとしたが、何かおかしい・・・。
まるで人が変わったように、顔中に汗をかき、落ち着きなくソワソワしている。前を通ってみたが何のエネルギーも感じない。良いことだとは言われたが、あまりにも可哀そうだったので、小さく「ごめんなさい」と言って、通り過ぎた。

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