笑顔

遅ればせながら…
新年明けましておめでとうございます。

皆さんのSBM店舗のオープンラッシュの中で私にできることとして、エステティックができる職場に転職しました。
とは言っても、まったくの未経験者なので、研修がありました。
その間、義母をショートステイの「ロング」に預けることになりました。
その間は、旦那は一人暮らしになるわけで、三人ともバラバラの暮らしになりました。
それが功を奏して、弱り切った義母が元気になったのです。
義母はますます食が細くなって、ある意味で人の用意した食事を容認できるようになっていました。五月の連休の時は、何でも拒否していたのが、紙おむつOK、車いすOK、介助OKなのです。その分、気も体も弱ったのですが。
足も弱くなって車いすの生活に慣れると家に帰ると歩けなくなるのではと思っていたのが、一日目は、ちゃんと自分の足で歩いたので「奇跡」だと喜んでいました。
結局、歩くと足が痛いので苦痛になり、歩けなくなりました。
部屋にポータブルトイレを置き、それすらもそこへ移動するのに本人が大変な思いをしています。小だと、意外と匂いません。
次第に、家にいると険しい顔になってきました。布団の上で動けなくなって息子の名前を呼んでいたり。
私は、やり始めたホテルの中のエステの見習いで、ある程度ものにするまでは、やるしかありません。お昼から夜中の11時まで新しい仕事だし、旦那は富士山どころか、この年末年始ほど、正月らしくない年はありませんでした。
義母の口癖の「養老院へ入るだ」の通り、本気で、介護施設に入居をすることが本人にとって幸せなのだと実感しました。
旦那と私は、休みの時だけですができるだけ動いて、順番待ちの入所できるところを探して動いています。家族と一緒だと入居の順番が遅いのです。安く入れる特養だと十年経っても入れないと言われています。

二度目の研修だったのが中止になり、義母は予定通り預けて、とりあえず手技の練習を繰り返し、向上を目指しています。
ホテルもやっと暇になり、もう一つのエステや、整体の人たちとも話をしたりしています。

四日に休みが取れて、会員さんの家に遊びに行きました。
研修の途中で東京サロンにも行きましたが、手技がまだ下手くそで返って教えて貰ったりで、少しはそれらしくなったようです。
彼女のSBMを受けて、「私のおばあちゃん」というキーワードが出てきたと言われました。
私の祖母は、お母さんが早くに亡くなり、子供のころからいっさいの家事をやり、息子のお嫁さんも三人目の子を産んですぐ亡くなり孫の子育てと家事やらで、生涯働きづめ。ある日、「私は女中やない!」を叫んだのを聞いたことがあります。
家族のために働くことのみで、自分の人生を、楽しめなかったのです。
台所で、いとこといて、箸が手からすり抜けて落ちました。二人でそれを笑っていたら、おばあちゃんに怒られました。
「何が可笑しい!」
笑って怒られるなんて思ってもみませんでした。私は、この経験から、大人になると、なんでも面白くなくなるんやと思いました。
祖母は、いつも機嫌が悪く、私は祖母の笑った顔など記憶にありません。人生を楽しむことができなかった時代です。いや、人それぞれですけど、当時は、そう思い込みました。
「おばあちゃんにうんとかわいがられたんだ」
「うううん、いじめられた」
学校の調理実習で、ホウレンソウを茹でる時に塩を入れて、「色がきれいになるように入れるんだ」と習って帰って来た時に、ちょうどホウレンソウを家でも茹でていたのです。
「何で茹でる時に塩を入れるのか?」といとこと二人に聞かれ、私は張り切って即答しました。
「色をきれいにするため!」
「違う、塩味をつけるためじゃ」
私は、このこととか、色んなエピソードで、おばあちゃんは、性格が悪いなと感じていました。それと、高校選びも、本家の孫より、外孫の方の出来がよかったら機嫌が悪くなると知りました。
私の中の母は、なんでもできる働き者の尊敬すべきところも認めながらも、自分が出戻りで弱い立場であり、口答えできない分、祖母に対する陰口を言い、マイナスの感情が残っていました。マイナスの感情は、代々続くのです。それなら、同じ苦労でも笑顔で生きている人だっているのはテレビで知っています。つくづく暗い一族でした。

「笑顔」
そんな言葉が浮かびました。それで、なんだか私の落ち込みからわずかの浮上感が戻ってきたような気がしたのです。
手技も少し自信がついて、職場に戻ると、表情が変わったと言われました。
何せ、このところ、まわりから否定されまくりでしたから。
私も人の体をさわることによって、その人の人生で、なんらかの好転になるきっかけになれるよう頑張りたいと思います。

以上、近況報告でした。

一度、書いた文章ですが、ある方から連絡を頂き、訂正しました。
そのノリで、コメントをくれるのかなと思っていたけど、ありませんでした。
前の文章は、どうだったか、忘れましたが、施術される方が、自分の感じたままを言ってはいけないのでしょうか?
SBMで出た言葉を、裏で、操作されたみたいで不愉快でした。
これは、後に積さんから、施術者側から誘導して言わないようにとお達しがありました。
たぶん、別物になってしまうのでしょう。(2013年3月追加文)

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