新・神知と人知72

二千二十一年十一月十七日

二千二十一年十一月十六日(火)十七時二十一分から

ひとの こころを あやつる 魔物
死んでもそこから のがれられるということはない
死なばもろとも
人生を 運命を 家族を 他人を 呪って死んでいったものたちの
なんと多いことか
その訴えをつげる相手を まちがってはおらぬか
永遠の暗黒に 自分を売ったものたちよ
それと引きかえに 安心(あんじん)をえたものたちよ
その安住の場は 地獄と定められておる
天を 人を 地を 呪い この地を去ったものたちよ
だまって死の杯を 飲み干したものたちが いたことも知らずに
その安住の場が地獄であることの ことわりのわからぬものたちよ
火の車(火車)であるこの世の さだめをみきわめることのできぬものたちよ
智慧の意味のわからぬものたちよ
この世からでてゆけ 暗黒の刻のなかに あるべきものたちよ

「智慧の意味のわからぬもの」とは、過去が過去、今が今、未来が未来であるという
ただしい認識ができぬものたちだ
過去の清算をするより、過去を過去として正しい時間軸の位置に置きなさい
そうしないと、あなた自身の本当の問題は見えてこないよ
それがこの宇宙に存在している智慧で、それを「空」と呼ぶのだ

(ゴータマ・シッダールタ)