先日の大阪セミナ―に参加する前に、少し思うところがあって、京都の安井金刀比羅宮へお参りに行ってきた。
ここは悪縁を断ち切り、良縁を結ぶと言われている神社で…
まあ、いわゆる別れさせのための神社だとか色々と噂があり、その力はとても強いと言われている。
ただ、この神社に参拝したあとに、実際に悪縁を多々切っている人たちを見ているので、恐らくなにがしかの力が働いているものだと思う。
自分の友人(だった人)もここを訪れて、悪縁を切り良縁を結ぶという願掛けをして…見事に私と縁が切れたものです(苦笑)。今思えば、私からするとこの友人だった人との縁は、切れて良かったのだなと思う事がいくつもあるので、結果オーライで捉えているのですが…
今回、私は自らの人生において、精神的な面で身内に縁を切りたい人がおり、その人との縁を切るために赴きました。
形代に思いを書き、願いを心で唱えながら岩をくぐり抜けて、形代を岩に貼り付けるだけ。
それだけだったのですが、終わった後、妙に心が晴れ晴れとして、涼やかな気持ちになったものでした。
その時、形代に書いたのは「○○と縁が切れますように」、ではなく『私の人生を阻害するものとの悪縁を切る』という事。自分の人生が正しく進めるように。
その結果だろうか?
今朝起きたときに、子宮の中が妙に冷たく、凍り付くように冷めていて、「ああ、何かがいる。やっと出てきた」とわかったのです。
ずっと、私の内にあった闇の塊。
これが、私を女性として女として、がんじがらめに縛りつけていた思いの塊。
どす黒く渦巻き、ドロドロとした怨念と嫉妬。
人の幸せを妬み、怒り、自分の不遇に嘆き、夜叉の道へ引きずり込む悪霊。
気付いた時の体の反応は酷かった。
吐き気にえずいて、咳が気管支の奥深くから何度も出て、呼吸がままならなくなるほど苦しくなった。喉が裂けそう、腹が胸が気持ち悪い、頭が痛い、キモチワルイ…
そんな状態の中で浄化を求めた。
その闇の塊に意識を向けて見えたのは、着物をまとった女性の霊。
嘆きの声を上げ続けるその女に向かって、声をかけた。
しかし帰ってくる言葉は、(妬ましい)(憎い)(何故お前が幸せになる)
一瞬これは金刀比羅宮で拾ってきた霊かな?とも思ったけれども、恐らく違う…。もともとあったものが、反応しただけだとわかった。
だからもう一度声をかけた。
「いつまで繰り返してるの」
(…うらめしい)
「このままじゃ何度くり返しても、あなたは幸せになれないよ」
(妬ましい…幸せなのが妬ましい…)
「あなたも幸せになりたいんでしょ」
(…憎い)
「ねえ、一度それを全部手放してごらんよ。ほら、あちらに光の道が見えるでしょ?」
(……………………道)
「そう。光の道。このままじゃ苦しいでしょ?今すぐは生まれ変われないけど、一度その気持ちを全部手放して、反省したら、もう一度生まれ変われるよ。」
(…………………………………)
「生まれ変わって、もう一度人生やり直しなよ。道を示してあげるから。」
(あ…あ”あ”あ”あ”あ”ーーーーーー!)
っと一度ここで、襲い掛かってきたので、一度光の剣を叩きつけた。
「諦めなよ。私はもう繰り返さないよ。今のままじゃ、あなたの魂の重さに従って落ちて消えていくだけなの。でも、私はあなたの悲しみや苦しさをずっと抱えていたから、あなたの気持ちはわかる。だから…もう一度言う。道を示してあげる。悔い改めて反省をして、そして罪を償ったらもう一度人として生まれて、苦しみながら人生を全うしなさい。それがあなたに示してあげられる、最大限の慈悲だよ。」
悪霊はドロドロと黒いものをまき散らしながら臥せって咽び泣いていた。
そして泣いて気が済んだのか、すぅっと姿が浮かび上がると光の道に乗ってきえていった。
目を開けて、終わったことを確認すると、気管支の奥の激しい痛みも、腹の中の気持ち悪さも全て治まっていた。
『出て行ったな』
「そだね。すっきりしたよ。」
『今朝は、肚の中が石のように冷たく固くなっていたからな…』
「ね。あれは不快だったけど…ようやく出ていったから、少しはすっきりするでしょう」
『そうだな』
そばに居た意識体の声がけに応じた後、朝食の紅茶を淹れているときに、突然頭に言葉が浮かんだ。
【神の義に生きる】
ああ、そうか…と。私が女としてこだわっていたものが取れた、と知れた。
必要があるのならば、この体も頭もお使いください。
必要があれば、子を産み育て、働いていきましょう。
この身は、働くために生を受け、それを果たすために私の魂と役割がここに与えられたのだから。
ショックな出来事にはなるが、自分の意識ががらりと変わったのがわかった。
まるで生まれ変わったかのように、自分の頭も体も働くための器であることが、はっきりと分かった。
私の本来の魂が、やっと自分の座に落ち着けるようになったのかもしれない。
これから自分の、本来の魂との融合が始まるのだろう。
ホワイトコードのモーヴ曰く、
『複合型の鍵が、いくつも外れ始めている』
との事なので、ようやく私も、人の道に進めるのだろうか。