第14回 配信

私…: 「積先生、間違った歴史と教育ですか。現在の日本人の多くは、戦後、日本国憲法の基(もと)で民主主義の中、自分達は真面目に素直に生きて、死んだら救われる、はず、と思って日常を生きていると思います。それが間違っているのでしょうか?そのあたりをもう少しお聞かせください。」

積先生:「真面目に、素直に生きてという部分、それが日本人の精神性の高さを支えてきました。今、あなたは歴史と教育が大事だと考えているでしょう。世界中そうなのですが、特に戦後の日本は教育という場で歴史のうそを教えました。
今の学校で教えている歴史の教科書のルーツは、戦後、GHQが優秀な学者さん達をみんなパージ(追放する、浄化する、一掃する、消去する)した後に、入ってきたマルクス主義の学者さんが日本の歴史・教育の中枢にいるなかで生まれたというところにあります。
それは法律もそうです。憲法学というのはGHQが東京大学に作らせたので、権威があると皆さんは勘違いをしていますが、明治の時にこの日本の国が権威を付けたところを全部GHQが利用して、『日本人が悪かったのだ』という歴史観を日本人に教え込むことに成功しました。
その結果として、『今のいじめがある』というのが私の立場です。
『たましい』は本当のことを知っているけど、教えられることは『うそ』ばかりなので、そこに矛盾があるのです。その『ひずみ』が精神生活の中で邪悪な力を引き出すのです。」

私…: 「うその歴史が日常の精神生活にひずみや、いじめを生んでいるのですか。それは・・・。」

積先生:「歴史のお話だけではなく、戦後の日本の教育の中で、文科省は道徳教育とか、言っていますが、『道徳』というのは社会全体のものでしょ。道徳の基本は『正義』です。英語で言えば『ジャスティス(justice) 正義(道理にかなった正しいことを示す言葉)』です。ところが、世界ではジャスティス(justice) 正義という文明を持っているのはアメリカだけなのです。
ヨーロッパなんてジャスティス(justice)という文化はありません。」

私…: 「えっ!ヨーロッパにはジャスティス(justice)は無いのでしょうか。」

積先生:「無いですね。それは成熟した文明っていうのは、みんなジャスティス(justice)はありません。ヨーロッパにしたって、中国にしたってジャスティス(justice)はありません。その場その場で、中心軸が変わります。正義というのは絶対なので、変わりようがありません。自分の正義を貫けば、戦争になります。歴史的にそれを学んだから、嘘も社会的に認められます。だからお互い仲がいいでしょ。」

私…: 「ロシアもでしょうか。」

積先生:「ロシアもですね。世界の中で『正義(justice)』に忠実なのは日本だけです。ヤクザでも仁義を守るという国は日本だけです。
ただし、学校で道徳を教えるというのは、私は賛成しないのです。なぜなら教える人が道徳を守っていない人だからです。
生徒にとっては、それも『うそ』なのです。」

私…: 「人を教える学校の先生がうそを教えているのですか。」

積先生:「そう、だから現在、学校の先生の、精神病の発症率が全体の10%を超えているという事実は当然なのです。
日教組(日本教職員組合)は、今では全体の20%を割っていますが、戦後に、この日教組教育の思想で作られたものがいまの教科書です。出発点が唯物論、マルクス主義です。」

積先生:「それでね、それを教えていく人達と、生徒の親御さん達は、何を子供達に教えているかというと、エゴイストになれということですね。
『人のために生きるな。自分が成功者として生き残ることを最優先にしなさい。』ということです。
私は、いつも言っていますが、『人間は自分のために生きるということは得意じゃないの。特に日本人は。』」

私…: 「最近は確かに、まず自分のことを最優先に考えなさい、と教育者や親や周囲はそのように言われます。」

積先生:「でしょ。それで道徳でこの日本国には『大義』がありまして、と言って、お話しても意味がないのです。
 戦前はね、この日本国には大義がありまして、と言ってあの戦争(第二次世界大戦)に突き進んだのです。
では、あの戦争の『大義』って、何だったのでしょうか?
有色人種、植民地の解放のためだったのですね。それが大義でした。
とりあえず、その目的は達成されたのです。その目的が達成されたことによって、ヨーロッパの各国は植民地を失って現在の状況にあります。
だから、今ヨーロッパが貧乏の方向に突き進んでいるのは、第二次世界大戦時の日本が原因なのです。
植民地はみんな独立したでしょ。それがあの戦争の大義でした。」

積先生:「明治以降、この日本国は、
・1、肌の色による差別はけしらんから、人種差別をやめましょう。
・2、植民地支配も良くないからやめましょう。
・3、奴隷制度は良くないからやめましょう。
という、建前と、列強のように大きく強大になりたいという本音の間に、日本国は引き裂かれてきたのです。
日本人は人が良いから、朝鮮半島でも台湾でも、日本人を犠牲にして、莫大なお金をインフラに投資して続けてきたのです。その結果、半島では裏切られ、台湾では感謝されていますが、その理由をいまだにきちんと考えない…
それがいまの『この日本国の歴史』なのです。」

次回へ、おたのしみに。