Vol.551

一神教の悪魔と発達障害

明治維新から百五十年で、何が解決されるのか、ということを問い続けてきたのが、二千十五年から今日までの私の活動でした。もちろん、その答えは、最初から出ていて、覚醒した日本語脳というものが、西欧文明が育ててきた一神教の悪魔を処理するためには、必要だということなのですが、その発見のプロセスのなかで、現在のこのクニで急激に増加している、子供たちの発達障害の背景に、その一神教の悪魔に由来する精神的波動が影響していることが、精神学の立場では解明されつつあります。
問題は、この波動が、本人の自覚なしに、睡眠中の夢などで、外部に影響を与えていることです。すでに、日本は世界と同じ波動の層にあり、その結果として、ほとんどの日本人の身体のなかの小宇宙には、一神教の悪魔の因子が宿っています。この因子が発芽し、悪魔的意識体に成長していく可能性は、すべての子供たちにあるわけです。ただ、子供たちは、ある時期まで、決定的な力の行使を生きている人間がしない限り、光の側のエネルギーの保護下にあります。つまり、無意識な状態で、悪魔的なエネルギーと、それを阻止しようとする光のエネルギーの戦いの場に子供たちの意識と身体が置かれています。
この不調和な状態に対する、意識と身体の両方から発されている信号が、子供たちの発達障害としてあらわれている可能性が高いのです。
この背景には、いまの時代の集合的無意識の領域で、子供たちの親に棲みついている悪魔的意識体が、本人の意識が眠りにつく睡眠中に脳を乗っ取り、人間の脳を悪魔エネルギーの発生源にしている実体があります。さらにこれを加速しているのは、いまの教育の現場で、教員たちから発せられる、唯物史観を信じる人間から出る、意識をコントロールしようとする特有の洗脳波動です。
日本文明は、仏教伝来からはじまった仏魔の克服に、約千五百年もの時間を要したと私は認識しています。もちろん、現象面では、明治の廃仏毀釈によって、仏魔の克服ができたわけではありませんが、仏魔が来たりて、岩戸が完全に閉ざされたという情報が人間界に伝えられたことで、精神界的なデータでは、克服できることになります。この歴史的経験があったために、一神教の悪魔を克服するのが、百五十年という短時間で可能になったともいえます。その情報の公表のタイミングが、この二千十七年の六月ということのようなのです。
いまの世界の人間の意識をコントロールしているのは、このような一神教の悪魔に由来する精神的なエネルギーの層です。
これが、ヨーロッパ文明、アメリカ文明の正体にほかなりません。
現在の日本でもこの波動は、教育の現場だけではなく、テレビやラジオ、新聞といったマスメディアで放出され続けています。
敗戦によって、このクニのメディアは、まず、GHQの宣伝機関となり、戦後教育を受けた人間が、ジャーナリストとして活動するようになると、彼らは死んだら終わり文明の代弁者のように、唯物史観による日本精神の破壊工作の実行者としての歴史を歩んできました。
その中心だった団塊の世代のたましいは、死んだら終わりになるのでしょうか。
これから、死に直面する彼らのたましいには、行き場がありません。
この世は、これからほんとうの意味での終末期を迎えるのです。
このような時代に、日本列島のみが、一段上の精神的なエネルギーの層に移行できるかどうかが問われているのですが、これに失敗すると、日本全体が発達障害の文明となって、歴史から退場することになるのです。日本に隠された潜在能力を正しく開花させない限り、現在の悪魔的文明からの脱出はできません。それができれば、いまの発達障害の子供たちの未来も明るくなるはずなのです。

二千十七年六月一日 積哲夫 記