Vol.548

電子書籍

この五月の連休明けから、セキ・パブリッシングの電子書籍の販売がはじまりました。
「最終知識」および、光文書の五百号までの一般公開を終了したのは、この電子書籍化を、独自で達成できる時期が訪れたためでした。
精神学協会というものは、精神界の要請によって設立した人間界の団体ですが、その目的は、知識を中空に置き、誰でもがアクセスできる情報環境をつくることにあります。さらに、精神界と正しくコンタクトできる人間になりたいと希望したものが、知り得た、神知と人知の融合した情報を、一般社会に公開するメディアとしての役割も期待されていました。
設立から十七年の時間が経過した今日、それらの当初から予定されていたことを現実化できる環境が整ったわけです。
今年になってスタートした、シンマガという連載も、これらのことを前提とした企画でした。また、神霊士という名を私のもとにイエスの聖油を届けた人物に授け、現実の悪魔祓いの現場に送り出したのも、この二千十七年というタイミングに合わせた天命だったといえます。奇しくも、この五月九日に、隣の国の大統領に、親北の人物が当選し、これまでの三十八度線は、対馬海峡にまで南下することになりました。
白村江の敗北後、はじめて敗けた対米戦争の結果として、GHQに押しつけられた憲法が、変わる方向に動かざるを得ないのも、こうした世界情勢と無関係ではありません。
明治百五十年というのは、西洋に憧れてつくった明治憲法とアメリカの若き理想を押しつけられた昭和憲法という、二つの憲法によって規定された、日本にとっては別の物語空間であったらしい、というのが、私の素直な印象なのです。
ここから先の話でいうと、天のプログラムでは、これから、アメリカ合衆国が、かつての大日本帝国の立場に置かれ、その帝国の衰退期を迎えます。その次の覇権を狙う、中華人民共和国は、その経済の根底において、ドルと人民元のリンクによって支えられているという問題を解決しない限り、アメリカの衰退と運命を共にするはずです。
ヨーロッパは、ドイツによる支配がこれ以上強まることを各民族が拒否する方向に動いていくことが、確実なので、これもまた、歴史の主役の座に復帰することはないでしょう。
普通の日本人が、いまでも大国と思い込んでいるロシアは、核戦力を除けば、広い領土を持て余す中進国に過ぎません。
私は、やがてくるその日のために、精神界がこの日本列島に世界の歴史上の問題を解決できるためのデータを蓄積し、その能力を発揮できるような環境を整えた上で、その役割を担う神または神々のわけみたまを降ろしてきた仕組みを学ばされ、それをこの世に告知する役目をはたしてきました。そして、私が伝えた精神界の情報によって、この人間界を支配している悪魔的なエネルギーを処理できる人間が、これから日本で増えていけば、ヨーロッパ由来の悪魔も、アメリカ由来の悪魔も、共産主義由来の悪魔も、日本を支配できずに終わることになります。私が伝えられてきたのは、これこそが日本の仕組みといわれるもので、世界の夜明けをもたらすものは、日本という国に育てられた日本語脳を持つものたちだということです。世界はいま、その方向に動き出しています。日本人の意識が変われば、世界は変わるといってもいいのです。

二千十七年五月十一日 積哲夫 記